前集014|道を究める際は、俗情を排して純粋な心で取り組む

前集001-020

 

起 原文

作人無甚髙遠事業 擺脱得俗情 便入名流
為學無甚增益㓛夫 減除得物累 便超聖境

人となりて、甚だ高遠の事業なきも、俗情を排脱し得ば、すなわち名流に入る。
学を為して、甚だ増益の工夫なきも、物累を減除し得ば、すなわち聖境に超ゆ。


承 意訳

特別に大きな業績を残さなくても、名声や利益といった俗世の感情を離れることができれば、その人はすでに高潔な人物と言えます。

また、学問においても、目覚ましい成果を挙げていなくとも、物欲に心を縛られなければ、すでに聖人の境地に近づいているとされています。


転 別視点

政治であれ、学問であれ、結果として現れる業績よりも、そこに至る過程での心の在り方が重視されています。

心構えだけで一流になれるとは言えませんが、正しい心構えがあってこそ、一流の成果が生まれるとも考えられます。


結 まとめ

道を究めようとする際は、成果を急いで欲を出すのではなく、俗情を排した純粋な心で向き合うことが大切です。

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