前集161-180

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前集180 慈悲の心は和気を醸し出し、行動の潔白さは後世に伝わる

起 原文一念慈祥 可以醞醸両間和氣寸心潔白 可以昭垂百代清芬一念の慈祥、以て両間の和気を醞醸すべし寸心の潔白、以て百代の清芬を昭垂すべし慈祥(じしょう)、一片の慈悲の心;両間、天地の間;醞醸(うんじょう)、醸し出す;清芬(せいふん)、清く芳...
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前集179 人を指導するときは、相手の性格に応じた指導方法を考える

起 原文遇欺詐的人 以誠心感動之遇暴戻的人 以和氣薫蒸之遇傾邪私曲的人 以名義氣節激礪之天下無不入我陶冶中矣欺詐的の人に遇はば、誠心を以って之を感動させ暴戻的の人に遇はば、和気を以って之を薫蒸せしめ傾邪私曲の人に遇はば、名義気節を以て之を激...
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前集178 節義や道学への信念は心の中に。周囲へのアピールはほどほどに。

起 原文標節義者 必以節義受謗 榜道學者 常因道學招尤故君子不近悪事 亦不立善名 只渾然和氣 纔是居身之珍節義を標する者は、必ず節義をもって謗を受け、道学を榜する者は、常に道学に因って尤を招く故に君子は、悪事に近づかず、また善名を立てず、只...
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前集177 自己には厳しく・対外的には穏和で、しかし悪人には油断しないように

起 原文士君子 處權門要路 操履要嚴明 心氣要和易毋少随而近腥羶之党 亦毋過激而犯蜂蠍之毒士君子、権門要路に処れば、操履は厳明なるを要し、心気は和易なるを要す少しく随うて腥羶の党に近づく毋れ、亦過激にして蜂蠍の毒を犯す毋れ権門要路(けんもん...
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前集176 物事の開始までは多方面から検討、一旦始まれば専心

起 原文議事者 身在事外 宜悉利害之情任事者 身居事中 當忘利害之慮事を議する者は、身、事の外に在って、宜しく利害の情を悉すべし事に任ずる者は、身、事の中に居て、当に利害の慮りを忘るべし悉(つく)す、ことごとく・ つぶさにつくす承 意訳物事...
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前集175 どんな状況でも、心静かに冴えた頭脳で対応する(油断禁物!)

起 原文無事時心易昏冥宜寂寂而照以惺惺有事時心易奔逸宜惺惺而主以寂寂事無きの時は、心、昏冥し易し宜しく寂寂にして、照すに惺惺を以ってすべし事有るの時は、心、奔逸し易し宜しく惺惺にして、主とするに寂寂を以ってすべし昏冥(こんめい)、道理に暗く...
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前集174 人の心は深淵で、地球の多彩な気候と似ている

起 原文心體便是天體一念之喜 景星慶雲一念之怒 震雷暴雨一念之慈 和風甘露一念之嚴 烈日秋霜何者少得只要随起随滅 廓然無碍便與太虗同體心体は、便ち是れ天体なり一念の喜びは、景星慶雲一念の怒りは、震雷暴雨一念の慈は、和風甘露一念の厳は、烈日秋...
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前集173 ヒト以外の小さな生き物・命に対して慈愛を持つ

起 原文為鼠常留飯 憐蛾不點燈古人此等念頭 是吾人一點生生之機無此便所謂土木形骸而已鼠の為に常に飯を留め、蛾を憐れんで燈を点せず古人此等の念頭、これ吾人一点生々の機なり此れ無ければ、便ち所謂土木の形骸のみ承 意訳「ネズミのためにいつもご飯を...
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前集172 周囲からの評価は、その人の本質とは無関係

起 原文我貴而人奉之 奉此峩冠大帯也我賤而人侮之 侮此布衣草履也然則原非奉我 我胡為喜原非侮我 我胡為怒我れ貴くして、人之れを奉ずるは、此の峨冠大帯を奉ずるなり我れ賤しくして、人之れを侮るは、此の布衣草履を侮るなり然らば、則ち原より我を奉ず...
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前集171 自分の本性を知るには、心を静かにして、考えを整理整頓する

起 原文心虗則性現不息心而求見性 如撥波覓月意浄則心清不了意而求明心 如索鏡增塵心虚なれば、則ち性現ず心を息めずして性を見んことを求めば、波を撥いて月を覓むるが如し意浄ければ、則ち心清し意を了ぜずして心を明らかにせんことを求むるは、鏡を索め...
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前集170 相手にとって「厳しい」の対応から始めて、徐々に「寛大な」対応にする

起 原文恩宜自淡而濃先濃後淡者 人忘其惠威宜自嚴而寛先寛後嚴者 人怨其酷恩は宜しく淡よりして濃なるべし濃を先にし淡を後にする者は、人其恵を忘る威は宜しく厳よりして寛なるべし寛を先にして厳を後にする者は、人其酷を怨む承 意訳恩恵を与えるときは...
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前集169 俗世間を楽しみながら、習俗の汚れに染まらないようにする

起 原文能脱俗便是竒作意尚竒者 不為竒而為異不合汚便是清絶俗求清者 不為清而為激能く俗を脱すれば、便ち是れ奇なり作意に奇を尚ぶ者は、奇と為さずして異と為す汚に合せざれば、便ち是れ清なり俗を絶って清を求むる者は、清と為さずして激と為す尚ぶ(た...
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前集168 自分には厳しく、他人には愛情を

起 原文人之過誤宜恕 而在己則不可恕己之困辱當忍 而在人則不可忍人の過誤は宜しく恕すべし、而して己にあっては則ち恕すべからず己れの困辱は当に忍ぶべし、而して人にあっては則ち忍ぶべからず過誤(かご)、あやまち。やり損じ。過失;恕す(じょす)、...
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前集167 常日頃から自分の本心を知り、悟り、行動を決定する

起 原文憑意興作為者 随作則随止豈是不退之輪従情識解悟者 有悟則有迷終非常明之橙意の興るに憑って作為する者は、随って作せば則ち随って止む豈に是れ不退の輪ならんや情の識るに従って解悟する者は、悟ること有らば則ち迷うこと有り終に常明の橙に非ず解...
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前集166 道徳の実践に励み、守銭奴にはならないように

起 原文勤者敏於徳義而世人借勤 以濟其貧儉者淡於貨利而世人假 儉以飾其吝君子持身之符 反為小人営私之具矣惜哉勤なる者は徳義に敏む而して世人は勤を借りて以て其の貧を済う倹なる者はは貨利に淡し而して世人は倹を仮りて以て其の吝を飾る君子、身を持す...
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前集165 旧友の存在、隠れた善行、人生の先輩を大切にする

起 原文遇故旧之交 意氣要愈新處隠微之事 心迹宜愈顕待衰朽之人 恩禮當愈隆故旧の交に遇はば、意気愈新たなるを要す隠微の事に処しては、心迹宜しく愈顕はるべし衰朽の人に待するは、恩礼当に愈隆なるべし心迹(しんせき)、心の持ち方承 意訳古い友人に...
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前集164  善行も、悪行も、少し時間が経ってから自分に戻る

起 原文為善不見其益 如草裡東瓜自応暗長為悪不見其損 如庭前春雪當必潜消善を為して其の益を見ず、草裡の東瓜の如し自ずから応に暗に長ずべし悪を為して其の損を見ず、庭前の春雪の如し当に必ず潜かに消すべし応に、まさに承 意訳善行をして、何も得るも...
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前集163 生き生きとした人生のためには、心の広さと温かさが大切

起 原文念頭寛厚的 如春風煦育萬物遭之而生念頭忌刻的 如朔雪陰凝萬物遭之而死念頭寛厚なるは、春風の煦育の如し万物は之に遭うて生ず念頭忌刻なるは、朔雪の陰凝の如し万物は之に遭うて死す忌刻(きこく)、他人の才能を妬み、ひどい扱いをすること;朔雪...
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前集162 信用する人間は信用され、不誠実な人間は不誠実な対応をされます

起 原文信人者 人未必盡誠 己則獨誠矣疑人者 人未必皆詐 己則先詐矣人を信ずる者は、人未だ必ずしも尽く誠ならざるも、己則ち独り誠なり人を疑う者は、人未だ必ずしも皆詐らざるも、己則ち先ず詐れり承 意訳世の中の人全てが信用に値するわけではないが...
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前集161 道徳を説くときは相手に合わせて説く、学問はその場その場で教育する

起 原文道是一重公衆物事 當随人而接引學是一個尋常家飯 當随事而警惕道は是れ一重の公衆の物事なり、当に人に随いて接引すべし学は是れ一個の尋常家飯なり、当に事に随いて警惕すべし一重(いっちょう)、そのものだけであること。重ならないであること;...
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