起 原文
非分之福 無故之獲 非造物之釣餌 即人世之機妌
此処着眼不髙 鮮不堕彼術中矣
分に非ざるの福、故無きの獲は、造物の釣餌に非ざれば、即ち人世の機妌なり
此の処眼を着くること高からざれば、彼の術中に堕ちざること鮮し
釣餌(ちょうじ)、釣りのエサ;機妌(きせい)、落とし穴;
承 意訳
分に合わない幸福や、理由のないご褒美は、神様が人を釣るためのエサでなければ、人間が仕組んだ罠です
このような際には、少し高いところから見定めるようにしないと、その罠にかかってしまうことが少なくない
転 別視点
おいしい話には裏がある
現在も、昔も、日本も、中国も、他人をだますには美味しい話をエサにして惑わすことが定石ですね
結 まとめ
おいしい話は、罠かもしれないという心構えが必要です
論語1-3 巧言令色鮮矣仁
真実味のない「巧言令色」は裏の意味がある(仁の対極のものです)
上記と同じ意味を示唆しています。現代の日本にも共通する格言です。
社会で生きるための処世術なのかもしれませんが、自分は巻き込まれないように気を付けたいです。
以下に、君子の場合を取り上げて具体的に述べています
👉 前集192 小人からの媚びは危険水域、君子からの叱責は期待の証拠

