後集073 世俗的な欲望を捨て、自然と共に悠々と過ごす

後集061-080

起 原文

覊鎖於物欲 覺吾生之可哀
夷猶於性真 覺吾生之可樂
知其可哀 則塵情立破
知其可樂 則聖境自臻

物欲に覊鎖すれば、吾が生の哀しむべきを覚ゆ
性真に夷猶すれば、吾が生の楽しむべきを覚ゆ
其の哀しむべきを知れば、則ち塵情は立ちどころに破る
其の楽しむべきを知れば、聖境も自ら臻る

覊鎖(きき)、縛られる、覊はたずな;性真(せいしん)、真性、自然の本性;夷猶(いゆ)、悠々と気楽に過ごす;塵情(じんじょう)、世俗的な欲望;

承 意訳

物欲に縛られた人生を歩めば、悲しい気持ちになる

自然の本性と共に悠々と人生を過ごせば、楽しい気持ちになる

悲しい気持ちの理由を理解すれば、欲望は消え去り

楽しい気持ちの理由を理解すれば、自然と悟りの境地が開けてくる

転 別視点

物欲に猛進していると、人生のはかなさを忘れることができるような気がしますが、ふと我に返ると無意味なことに時間を使ったと悟ります。

本真を知れば、安楽になれるかというと、想像はできますが、その実感はありません。まだまだ悟りの境地には至っていないということなのでしょう。この境地に至れる人は多くはないと推測します。

結 まとめ

世俗的な欲望を捨て、自然と共に悠々と過ごすと、悟りの境地になれるかもしれません

物欲というものは際限がないです
物欲の代わりに自然と接するようにすると心が穏やかになります
物欲に関する内容は別の段落にも繰り返し述べられています
👉 後集009 物欲を捨てて、人生を楽しむ
👉 後集074 物欲を滅し、自分の生き方を素直に考える

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