起 原文
金自鉱出 玉従石生
非幻無以求真
道得酒中 仙遇花裡
雖雅不能離俗
金は鉱より出で、玉は石より生ず
幻に非ざれば、以って真を求むること無し
酒中に道を得、花裡にて仙に遇う
雅なりと雖も、俗を離るること能わず
花裡(かり)、咲いている花
承 意訳
金は鉱脈の中から掘り出され、宝石は石の中から出てきます
現世の幻を否定すれば、真実を求めることはできません
酒を飲みながらでも道を悟り、咲いている花畑の中に仙人の郷にあう
雅な趣きも世俗を離れては存在しません
転 別視点
どんな事象も玉石混交
悟りを求めて、俗世を離れても、世俗の人が不在な世の中には悟りはありません
周囲に迷惑をかけないように俗世を満喫し、心は悟りを求める
今の私の心境に合っていると感じました!
結 まとめ
周囲に迷惑をかけないように俗世を楽しみながら、心は悟りを求める
悟りの主な目的は、俗世での苦しみを軽減することです。俗世から大きく距離をおけば、苦しみは減ります。でもこの段落では俗世の楽しみを肯定した上で、悟りを求めても良いと言っています。良いところ取りのように見えますが、対極にある概念は、互いに影響しあうので、一方を無にしては他方が成り立たないという考えなのかも、と思っています。いずれにせよ現世を生きている我々には心強い考えです。

